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『藤野先生』

『藤野先生』を読んで語る

 4月13日(土)、4月の読書会を行いました。本は魯迅『藤野先生』。短い文章でした。読み終えた後、「・・・。」。「なんかわからん」「もう一回、読もうかなあ」というつぶやきがちらほら。本の紹介者は「えーっ!!!」「そんなむずかしいっ!」と困り顔でした。その姿に参加者も苦笑い。こんな言い合える読書会っていいなあ。と感じました。

 『藤野先生』はどこにでもいそうな、どちらかと言えば、先生の中では変わり者?と言われそうな先生です。しかし主人公(魯迅)の将来を必死に考え、指示を出してくれる良き先生でありました。「きっと、魯迅は名前は残らないであろう藤野先生を小説を書き残すことで、先生を後世に残したかったんだろう」という考えが出ました。納得!!!。これまでにたくさんの本を読んできましたが、いろいろな本に出会えるので、病みつきになりそうです。

 是非皆さんも一度いらしてみませんか。