第3回読書活動を学ぶ会

　2月15日（土）14：00～15：30に第3回「読書活動を学ぶ会」をパレアで開催しました。講師は全国学校図書館協議会事務局長の竹村和子先生です。参加者は小学校、中学校、高校の学校司書、図書主任、読み聞かせボランティアなどの方々でした。今回は「Visual　Thinking　Strategy」通称VSTと呼ばれる教育方法について学びました。1980年代にニューヨーク近代美術館の教育部部長フィリップ・ヤノウィン氏と認知心理学者アビゲイル・ハウゼン氏によって開発された新しい鑑賞教育をVSTと言います。受講者は竹村先生を指導者としてVTSを体験しました。国立美術館のアートカードセットや絵本をしっかりと見て、その鑑賞をもとに考え、意見の交換をしたり、物語をつくったりしました。こう書いてしまうと堅苦しい感じがしますが、和気あいあいとした楽しい活動でした。VTSの活動は人の想像力をとても刺激し、今までにない創造力をも高める活動であると実感しました。しかも、話し合いは言語によって行われるのですから、言葉の力もつく気がしました。とにかく、終わった頃には最初、初対面だった人々とすっかり仲良しになって、ちょっとしたことにも笑い声が起こり、今までにない充実した時間が過ぎていました。